スタッフ紹介
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若手からベテランまでオーディオが大好きなスタッフばかりで、趣味の話も弾みます。
自宅のオーディオは50年前の海外製。再生ボタン一つで日常が至福の時間に変わります。
(1979年生まれ)
担当:お客様サポート
理系出身ではなく、専攻は法律でした。お客様からよく質問されるのですが、オーディオの仕事は趣味が高じて始めました。
どんな仕事をしていますか?
オーディオ機器や音響に関することは何でもご相談ください。買取りのご相談はもちろんのこと、買い替えのご相談、買い替えたあとのリスニングルームの環境のご相談もお受けしています。
オーディオ機器は趣味性の高いものですので、お客様からの買い取りのご相談にも、ご納得いただけるように色々な角度から検討してお客様のご希望に添えるようにします。
あるお客様のケースでは、スピーカーの買取りのご相談をいただき手放される理由をうかがうと、色々とシステムを入れ替えたり他のケーブルを繋ぎ試してみたが「良い音がならない」とのことでした。能率のいいハイファイオーディオ用のスピーカーでしたので、良い音がならないはずがない、と思いながら技術者と買取りのためにご自宅を訪問させていただきました。ご依頼をいただいたスピーカーの試験をしました結果、片側のスピーカーの周波数の中域の音に問題が出ていました。そのことをお客様にお伝えしたところ、買取りではなく修理をお受けすることになりました。
仕事で心がけていることやこだわりは?
買取りのお問合せをいただいた際は、オーディオ機器の状態についていくつか質問させていただき、適切な金額をお伝えするよう心がけています。最初に高い金額を伝え、後から金額を下げるようなことはしないように考えます。また、愛用されてこられたオーディオ機器への思い入れも見積もり金額に反映します。大切にされてこられたオーディオ機器はコンディションが良いことが多く、当社も安心して販売できます。
オーディオ機器の引き取りのために、ご自宅に訪問させていただく際は、注意しながら作業します。リスニングルームやリビングルームには、貴重品が置かれていることが多く、作業のためのスペースや通路を確保しながら、作業スピードも大切ですが、安全を第一に考え作業を進めます。
あなたにとって、オーディオとは?
私にとって音楽は生活の一部で、オーディオなしに音楽を楽しめない人です。
自宅では、40、50年前の海外のオーディオで音楽を聴きます。オーディオの趣味は難しい、と思われることがありますが、難しいことはなくて、再生ボタン一つで日常を至福の時間に変えてくれるいいものです。こだわればキリがないのは他の趣味と同じか、音は感性のものなので、それ以上と思います。それぞれのアーティストが、自身の音楽はこのオーディオで聴いてほしい、などのお勧めのオーディオを提案しても面白いかもと思うこともありますが、ユーザーの感性で色々と試行錯誤しながら聞き比べるのが楽しいのだと思います。
あとは、オーディオ機器の見た目、デザインが好きです。もともとモノ自体が好きなので、見た目が美しい機器や真空管の明かりにも魅力を感じます。
心に残っている仕事のエピソードは?
常連のお客様から、オーディオの機器10点ほどの買取りのご相談をいただいた際のお客様の言葉です。
「他社の相見積もりは取らないから、商売になる金額で買い取ってくれたらいいよ。」
好きなオーディオについて聞かせてください
マッキントッシュ社のアンプが好きです。
ヴィンテージオーディオ堂の自慢できるところは?
優秀な技術者がいることです。電気、音響のことだけでなく、他の専門的な知識も理解し、よく観察し漏れのない確かな仕事をします。
将来の夢
夢ではありませんが、スタッフやお客さんと一緒に趣味に関する旅行がしたいです。
オーディオの他に好きなこと
スコッチウイスキー ピートの強いもの、甘い香りのもの、をストレートで飲むのが好きです。グラスに注がれたウイスキーの色を眺めて酔いが回ります。ときどき難波の立ち飲み屋で一人で飲みます。
ワイン 詳しくありませんが、赤ワインが比較的好みです。ナシック(インド ムンバイの北側)のワイナリー巡りをしたことがあります。
自転車 SURLYのロードバイクに乗ります(アメリカで生産されていたころのフレームのものです)。シフトチェンジは、SHIMANO社のSTIを取り付けてます。とても便利です。
海外探索 旅行ですが、観光地へはあまり行きません。アメリカではNYのBlue Noteでジャズ、ドイツではホールでクラシック音楽を楽しみました。海外には1年半ほど住んでいたことがあります。
バイク 大型二輪の免許を所持してますが、バイクは持っていません。余裕ができたときに大型バイクを購入したいです。
お客さまの宝物であるオーディオが、生まれた時の性能を取り戻す修理を心がけています。
(1944年生まれ)
担当:オーディオ機器の修理
メーカーに務め、自動販売機関係の仕事に従事しました。オーディオは学生時代の趣味でオープンリールデッキや録音機材、など真空管からトランジスタへの変革期を過ごしました。
どんな仕事をしていますか?
プリアンプやパワーアンプの修理、オーバーホール作業です。
仕事で心がけていることやこだわりは?
その製品が生まれた時の性能を取り戻すこと、お客さまの宝物であること、お客様がお求めのオーバーホール作業であることを心がけています。
あなたにとって、オーディオとは?
リフレッシュさせてくれる不思議なものです。
歪みの少ない素直な音が楽しみです。
好きなオーディオについて聞かせてください。
10Wクラスの手製のTR AMPで聞いています。
好きな音楽はどちらかと言えばクラシックです。古いバージョンばかり聞いています。
配線がスパゲッティ化したMC275をすべて配線しなおした修理が印象に残っています。
(1954年生まれ)
担当:修理、メンテナンスおよび開発
前職は総合電機メーカーでオーディオとは関係のない業務をしていました。
学生時代に趣味でアンプの自作をした経験を活かしたいと思い、この仕事に就きました。
どんな仕事をしていますか?
管球式アンプを含むオーディオ機器の修理・メンテナンスと、新製品開発を担当しています。
仕事で心がけていることやこだわりは?
設計意図(パーツの選定や配線など)に合わせた修理、メンテナンス。潜在ニーズを掘り起こす開発を心がけています。
あなたにとって、オーディオとは?
学生時代にアルバイトしてカセットデッキや自作アンプのパーツを購入して以来、連綿と続いている趣味です。
好きなオーディオや音楽について聞かせてください。
自作の3極管A級シングルアンプ。
狭い家で少人数編成のJAZZなどを聴くことが多いので大出力は必要ありません。
夜、照明を落とすとヒーターの橙とガラス管壁の蛍光の紫が視覚的にいい雰囲気を出してくれます。
熱心に聴いていたのは学生時代で、「渡辺貞夫 My dear life」などの番組をカセットテープに録音して聴いていました。
そのため、最もよく聴くのは少人数編成のJAZZですが、冨田勲のシンセサイザー・尾崎亜美・吉田美奈子など、けっこうマイナーなものもいろいろ聴いてきました。
心に残っている仕事のエピソードは?
MC275で配線がスパゲッティ化していたものを、全部はずしてからオリジナルに合わせて配線しなおした仕事が印象に残っています。
オーディオを手放すことを検討されているお客さんへお伝えしたいこと
幼い子どもの言語獲得能力は、驚くべきものがあります。
複雑な母音・子音を聞き取って認識し、脳が短期間で学習できるのは若いほど容易だと言われています。
そして、年齢を重ねても身についた言語を忘れないのと同じで、若いうちから定評のあるオーディオ機器で良い音を聴いて脳を鍛える経験は、高齢になり聴覚に変化があっても良い音を楽しむための土台となります。
なので、若い方にはぜひ定評のあるオーディオ機器の良い音を聞いて脳に記憶させていただきたいです。しかし、そうした高級オーディオは若いうちは予算的に難しいことも多いものです。
熟年以降、他のオーディオ機器を購入し使ってみたい、生活様式が変わってコンパクトな機種にしたいなど、愛用してきたオーディオを手放すことを考える時期が来たら、埃をかぶらせたまま置いておいたり転売業者に引き渡すのではなく、修理・メンテナンスして若い人が新しいオーナーになれるようにしていただけたら、と思います。